猿猿日記

主にゲームに関して呟きます!楽に攻略することをモットーとしています

ひぐらし卒 今更ながら沙都子に対して思うこと

ひぐらし卒って毎回、沙都子が赤目ニヤニヤ→全て思い通り。掌の上ですわ!→梨花逃がしませんわよのループで非常に胸糞悪い。しかも、同窓会の沙都子ではなく、全てを把握しておりながら尚も悪を為す生粋の純粋悪である魔女沙都子によるものと示されてしまった。これにより、少なくとも表面上では魔女沙都子を倒せば消える悪という軽い存在に落ち、ルチーアに入学して後悔し、同窓会にて変わりゆく仲間達を見て孤独と寂しさを感じていたあの沙都子は全く変わっていない事が判明してしまった。

 

一億歩譲って同窓会沙都子が「梨花とずっと一緒にいたかった」という一途な想いを募らせて拗らせて、願いを叶えるためにはこれしかないと思い込み、いつのまにか悪逆非道を繰り返すようになった上でふっと我に返り、「おかしい、なぜ私はこんなことしてるんだろう?」ならまだ許せるのだが、実際はそうではなかった。

 

 

「こんなひどいことをしてるのは"もう私じゃない"」はどう考えても不自然である。キャラに対する保険をかけたのだろうがそれならば過去作を完全否定する作品を作らなくてよかった…。沙都子を槍玉に上げなくてもtwitterなどで無数に挙がっていた考察を拾ってきて継ぎ接ぎすればよかったんだ。流石に知恵先生黒幕説とかは型月は許さないだろうから無理だろうけど。ぶっちゃけ、ド素人の考察の方が本編の展開よりもワクワクしたんだよね。

 

で、沙都子に話が戻ると全ては「私」が始めたことで、それを根っこまで辿っても「私のたった一つの願い」にしか行かない。

 

仮に今の赤目魔女を倒しても、沙都子自体が変わらなかったら、相変わらず赤目魔女は再生産される。赤目魔女は沙都子の人格と性向自体から生まれてるんだから。いわば沙都子の可能性の一つ。

 

そもそも沙都子は最初の中学時代に梨花の受験勉強を邪魔してて、もともと沙都子の自分の意に沿わない事柄に対する対応の仕方はそういう方向性であった。悪く言えば成長しない子供の頃のまま。赤目魔女はその行き方を超完全上位互換。つまり、今喜々として嘘を吐き仲間もそうでない他人も殺しまくってる沙都子も、まさに地続き沙都子なのである。

 

祭沙都子が皆沙都子等と違って自立する道を選んでいない、いわば何も解決していない状態だったとしてもいくらなんでも業が深すぎると思いました。それに特異なんちゃら標本とかいう設定も付け加えられますし、ラムダ関連は納得しましたけど。とりあえず、

 

志貴くん助けてー!