猿猿日記

主にゲームに関して呟きます!楽に攻略することをモットーとしています

【考察】ルディは信頼できない語り手【無職転生】

ルーデウスは信頼できない語り手!?についての考察となります。


信頼できない語り手とは、小説や映画などで用いられる叙述トリックの一つです。主に語り手の信頼性を幻覚や妄想、劇中劇などの理由から著しく低くすることでミスリードなどを狙う効果があります。

例えば、「九頭竜八一」や「岩倉玲音」、鬼隠し編での「前原圭一」などが挙げられますね。


・本人視点では「子供の喧嘩っていいな。こうじゃなくちゃ」と軽い調子で注意したら

ノルン視点→(女性関係やパウロを殴った件で信用低だったとはいえ)殴られると本気で怯える 怖い

アイシャですら同じ表情であり、別の話では「殺される」と恐怖するほど。


魔大陸などでの一癖も二癖もある人達との交渉や冒険者生活を通じて、知らずのうちにしゃべり方に圧が生じるようになったのかもしれません。子供たち(ルーシーやジークなど)の場合もコンプレックスからくる勝手な期待感や劣等感から父親に対して畏怖していました。

 


・小説だとノルンがルイジェルドにルーデウスの事をボロクソにいうシーンでは軽い感じだったが、漫画では深刻な表情

・本人曰くEDとネタにしているが、実際は不眠症や酒に溺れたり、幻覚が見えるなど鬱症状を患う

ロキシーとの初夜、八つ当たりかのような乱暴な行為と本人は言っているが、PVを見た感じだと縋り付いている感じで印象は逆。(シルフィとの初夜も泣いていたらしいからこちらが正?)

(シルフィのロキシーへの発言から、実際にも激しい様だが、恐らくエリスが初体験だったためだと思われる。また、体格差。)


パウロは父というよりも年下の悪友という様なイメージを持っているが、ゼニス曰く懐いている等周りからは仲のいい親子として映っている。

シルフィが何故出ていったのか?とかもわかりにくいからな

デウスは愛想が尽きたと認識してるけど実際はシルフィはルディが一番辛い時期に何もしてあげられずに性欲の吐口や八つ当たり対象にすらならなかった事への絶望から自分はルディの偶に何もしてあげられないって全部ルディありきの絶望からせめてアリエル様の役にたってみようと自殺志願みたいな形で向かった可能性の方が高いと思うし、帰ったらルディともう一度話し合おうと思ってた所もありそうで


以上の点から、ルーデウスの自己認識と周りからの客観的事実には相違があるという事が言えよう。ただ、嘘をついてるのではなく、前世が影響したであろう自己評価の低さ故に自分の客観視が出来ていないのだ。故に、彼が語り部としては不適格なのである。

デウスについてもそうなると疑問が残ります。彼の日記は確かに事実ではあるんでしょうけど、それが真の意味ですべて真だったとは思えません。例えば、シルフィやリーリャらは本当にルディに愛想が尽きたから出て行ったんでしょうか?僕はそうは思いません。シルフィの場合、妊娠したロキシーの死から続く不幸の連鎖。そんな身を切り刻む様な彼の一番辛い時に何もしてあげられず、性欲処理にすら使われない、八つ当たりもされないという無力感からくる絶望が理由でしょう。彼女の性格(リーリャの場合ですと恩を受けたことによる狂信的な信仰)からしてもルディを嫌うとは思えないからです。だからこそ、せめて親友であるアリエル様の役に立ちたかったのではなかろうか?死ぬことも薄っすらと気づいていたのかもしれません。当時のアリエルには求心力はあれども、本編と違って勝つためのピースが足りていませんでした。よって、元々、厳しい立場だったアリエル陣営が勝てる道理がなかったのです。一種の自殺願望的自己犠牲による献身(自暴自棄)だったのでしょう。しかし、無事に帰ることができたらもう一度話し合いたいとは思っていたのでなかろうか?彼女としてもルディとここまで拗れるとは予想外であり、焦っていたのかもしれません。