猿猿日記

主にゲームに関して呟きます!楽に攻略することをモットーとしています

人狼基礎講座【要素取り】

 

 

要素取りとは何か?

 

人狼とは、村人陣営と人狼陣営に分かれて、自分の陣営の勝利を目指すテーブルトークRPGです。村人陣営は議論を重ね、誰が人狼なのかを推理していきます。人狼陣営は正体を隠しながら、村人陣営の議論を妨害します。

 

 

 

人狼〜汝は人狼なりや〜は、るる鯖、宇宙人狼人狼J、人狼殺など数多くの鯖が生まれてきた根強い人気を誇るジャンルです。 恐らく、これからも新しい人狼ゲームは生まれてくるも思います。タスクがあるアクション要素のある宇宙人狼など鯖によって独自の性格があり、村の人数や役職などのルールも異なります。しかし、人狼が上手くなる上で必要な能力はどの鯖でも変わりません。

 

 

Q.    必要な人狼の能力とは??

 

A.      立ち回り、(盤面、単体、ライン、噛み先)考察、説得力、要素取りの4要素です。

 

ここでは、「要素取り」について主に取り上げていきます。

 

じゃあ、要素取りとは何か???

 

人狼において当てずっぽう(専用用語でセンサーといいます)で狼(=黒)を全員当てる事はとても難しくまた、ゲーム性を著しく損ねてしまう行為である。ここでは、人狼の奥深さを構成していてかつ勝率に直結する要因が「要素取り」となります。この要素には「白要素」と「黒要素」の2種類が存在します。人狼での村人の立ち回りとしては「白要素」を多く出しつつ周りの「黒」を追う流れとなります。

 

 

白要素

村人であることの要素の事です。

狼の場合はこの白要素を出さなければ吊られてしまいます。が、白要素を出しすぎるということは村に利益がある行動や言動である為、やればやるほど狼側は不利になっていきます。その塩梅をやりくりしつつ村側を翻弄して確率論的不利を掻い潜った時は脳汁ドバドバです。主な白要素としては人狼を吊るしたとか確率論的に村陣営が有利になる様に動いたとかなどです。

狼は誰が同じ狼なのか全て分かっている上で演技をしなければならずそこには不自然さがどうしても生じてしまいます。一方、村人はわからない疑心暗鬼状態でかつ自分は村人だということは確かなので自然な反応、つまり村感情といって、

 

 

 

黒要素

人狼要素の事です。怪しい言動や矛盾点、一貫性がなくすぐ意見をコロコロ変える、村陣営に不利益な事をするなどが挙げられます。他には、吊るした人が霊能結果で村人と出たのに何の反応もしないとか誰かの発言に便乗して吊るそうとする、朝一考察が遅い、初日のCOが遅いなどが挙げられます。

 

このゲームで最も追いやすい要素。基本は、黒要素を見つけてそれを理由に吊っていく流れとなります。だが、注意点としては「黒要素」は狼ではなく只の村人でも出せてしまうという点です。それは、推理ミス、即ちミスリーをしてしまったケースなどがそうでしょう。なるべく避けたいところです。村人は黒要素を出さない事が基本的立ち回りですが唯一許される役職があります。それは、騎士ですね。騎士の立ち回りとしては吊られない様にしながら黒寄りになることで狼から噛まれないようにしつつ護衛を成功させる事です。

 

縄計算

何回吊れるかの事。15人村(人狼3、占い1、騎1、霊1、狂1)なら一人吊られて一人噛まれる事を考えれば

 

15→13→11→9→7→5→3

 

で最大7回吊る事ができます。人狼数が村陣営よりも上回ったらゲーム終了ですし、村人でありながら狼陣営に属する狂人がいるせいで人狼数+狂人=村陣営数になってしまうとPP(パワーブレイ)が成立して負けてしまいます。例えば、

 

人狼2人+占い騙りをしていた狂人と霊能と村2人という状況だと狂人が自分は狂人だとCOして狼に霊能(狂人は誰が狼か分からないので事故防止になります)に投票する様に呼びかければ3票が霊能に入ります。一方、村陣営は狂人に3票入るので50 50でどちらかが吊られ、そこに噛みも入るので負けとなります。これを避けるには当然、グレー(役職無し)に目を向けなければならず票の関係もあって村陣営が勝つのは非常に困難です。

 

雑殴り

初日ですとまだ情報が少なく要素を上げるのは難しいです。そこで、徳川家康の様に適当な言いがかりをつけてそれの反応から要素を取ろうというのが雑殴りとなります。もう、なんでもいいんです。やれ、プレイヤーネームが気に入らないとか発言のセンスが面白くないからお前黒とかをそれっぽい理由をつけて殴ります。

 

占い先

占い師が占いをする対象となる人達のことを指します。その人物が狼かそうじゃないかが分かる点では有効ですが、誰が見ても明らかな白要素の塊の様な人を占っても無駄と捉えられます。また、他の村にとっては黒濃度の高い人物が占いの結果で人狼かそうじゃないかわかるのは大きいですが当人にとっては無駄な占いと考えてしまいます。この占い先にならずどう立ち回るかが村人の醍醐味ですね。霊能の吊るし先、つまり本指定先にも同じことが言えます。霊能の場合は、その前に仮指定として3人程挙げてそこからの殴り合いや考察で要素を取って判断するのが基本です。村は仮指定に入らないように頑張りましょう。また、グレースケール(霊能の仮指定先の中での吊るす優先順位)も要素を取る上で重要です。 

 

例えば、霊能の仮指定がA、B、C(実は人狼)として村人D(実は人狼)のグレースケールが

 

A〉B〉C

だとするとCを庇っているとかが挙げられますね。

 

ライン切り

人と人の関係をラインって呼びます。主に人狼への用語となります。お互いが狼であることが分かっているので怪しまれない様にもう片方の狼を叩いて半ば見捨てても自らの白濃度を上げる戦法です。これを追わない場合ですと論争してた片方が黒の場合、もう片方は狼を吊るして村側に有利になるので白(村人)とみられるわけですね。

 

 

確率論

人狼は人の感情が入り込んだり、考察はするもののその論拠となる部分は人それぞれ異なる為、運否天賦のゲームの様に思えますが一概にそうとは限りません。時には定石の様に戦術が確立されてたり、理論的、確率論で詰めていく事もあります。

 

例えば、15人村なら人狼と狂人が占い師にでて3人になった場合の初日の吊るすのを占い師からいくローラーかグレーかの場合、初手ロラの場合ですと真占い師は

 

・狼を吊って狂人が抜かれる場合のみ生存

・真抜き→真死亡

・狂吊り→消去法で噛みによって真死亡

・狼→ベグ(狼側が真偽不明状態の占いを噛むこと)二分の一

・初手ロラ 安定択で全吊り

 

 

 

6分の5で死んでしまいます

 

 

 

寡黙

初心者さんにありがちです。周りの会話のIQが高そうに見えて何を喋っていいのか分からず、考察も出せない事からずっと黙り込んでしまうという状況ですね。この状態だとログを見てもまぁ、真っ白なにもない訳ですから何も情報が分かりません。寡黙の中に狼がいる可能性もあるので吊らさなければならないけど村なら縄の無駄になります。議論が主体のこのゲームにおいてゲーム性を損ねてしまいますのでなんでもいいから発言するべきです。